小料理屋さつき

かつて「はてなダイアリー」にあった「小料理屋さつき」をインポートしたもの+細々と。

(新規購入編):境界線上のホライゾンII

 2期が始まった境ホラですが。実は、1期の終わりに次が気になってたので、Iの下巻を吹っ飛ばして「Amazon:GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン (2)上 (電撃文庫)」を買っていたのでした。しばらく気力がなくて放置してたんですが、2期が始まったので読み進めていくと、段々ノリノリな感じに。んで上巻終わったんで、下巻とIIIの上巻を購入。
 特に点蔵とメアリの話が良い感じですよねぇ。ウィキペディアで、彼の嫁がメアリだと分かってたし、英国の話だからというのでまあIIで嫁ゲットだろうと思ってはいましたが。なんつーか、最近のラノベ系ではちょっと少なくなった正当派な恋愛コースだなと。とはいえ、メアリも点蔵もそれぞれ心の内に抱えるものがあり、互いのためらいと天然? ゆえ、歯がゆいところが良かったですね。下巻のクライマックス、王道。まさに王道。だけど、最近のチャランポランした展開の話よりか安心できます。
 ぎんちゃんも良かったなあ。2期の2話の「快男児」のシーンのぎんちゃんかわいかったですねえ。確かに武道一直線でゆがみねぇ! ツッコミ鋭すぎてハンパネェ! っていうところがありますが、旦那への想いも一直線ですしね。まあその部分は旦那の宗茂がぎんちゃんと出会った頃、彼女と向き合う度に彼女の心の扉を叩いていたせいかも知れませんが。
 ネシンバラとシェイクスピアは、んー、子供の頃、物書きになりたかった自分としては耳が痛い会話がありましたね。とはいえ、悲劇の落としどころをそうするのかー! というのには驚かされました。どうやってマクベスの呪いを落とすのかなと思ってたんですけれどね。自分はシェイクスピアは読んでないので分からなかったというのもあると思いますが。
 んでバカップルというか、片方だけ馬鹿なカップルと言えばいいのかよく分からない、トーリとホラ子ですけど、ホラ子の気持ちを安易に動かさないのが好感持てます。ホラ子なりの納得をひとつひとつ、段階を踏んできちんとさせるという所は良い点ですね。んで、トーリ……あれはまあ、あのまんまで。腹こわすなよ、と。つーか、トーリのバイト代って一体いくらなんだろうと思いますね。IIIになりますが、あんだけのエロゲを購入するのにかなりお金かかるんじゃ? と思うんですけれど。
 点蔵の次に興味深かったのは、ナルゼとマルゴットというか、ナルゼの落ち込みでしょうね。ああいう悩みってよくあると思うんですよ。ですが、人力検索はてなの回答にも書きましたが「恋愛って互いの歩み寄り」とか「互いのペースをみながら共に進む」事だと思うんですよね。どちらかが相手を振り回したり、または我慢しまくったりとかはアンバランスになって、長続きしないのかもねと思います。んで、マルゴットはナルゼ自身が気づくまで見守る子なのか、自分の気持ちを上手く言葉に出せなかったところに賢姉が乱入だったのだろうかとちょっと疑問。まあ、また読み直して考えてみますか。
 Iはトーリとホラ子カップルだけだった(ぎんちゃんと宗茂はいましたが、エピソードとしてはそれほど深く入り込んでなかったということで)のに対し、IIは、上記のカップルや、隆包夫婦、セグンドとフアナなど、様々なカップルが出てきて、それぞれの葛藤や想いが交差して読み応えがあったかなぁと思います。
 相対戦や艦隊戦についてはアニメの描写に期待するって所でしょうか。ギャグとかチャット表現についてはもう仕様って感じで諦めました。わはは。
 まあ、この歳で、しかも人生の岐路があったばかりの自分には、「生き続けるための欲」というものについて考えさせられましたね。常々書いていますが「100%幸せ」というのはなくて。自分が幸せになろうと思ったら、誰かや何かを傷つけてしまう可能性が高い。でも、それが恐ろしくて何もしなければ、人生ってなんだろうということにもなるのではと。だから、トゲのある果実を握ってムリヤリもぎ取るような事も必要なのかなと思うのです。木も自分も傷つきますけれども。
 で、III読み始めたんですが……いきなり各勢力が集まってややこしーんですけれど。とりま、IIを読み切った疲れもありますし、一休み代わりに違う本でもと思います。