世事多事：それでも、生きる。

　東日本大震災についてですが。１年前にも「形影相憐：死は常に人と共にある 」で書きましたが、残され、喪失感にさいなまれても生きて欲しい、ただそのことを思っています。
　また、震災で出たガレキの処分について問題になっていますね。本当、どこで、どのように処分していけばよいか難しい問題だと素人の自分にも分かります。分別されずごっちゃまぜになった状態ですから。せめて木材、鉄材、プラスチック……とか大まかに分けることができればよいのですが、あまりにも大量すぎて、そしてトラックで集積場所に山のようにつまれていくわけですから、分別なんてできようもありません。そして、放射能を怖れる声もあります。神経質になったり、パニックに陥っている人にとっては、例え数値データを出したところで納得はしないだろうと思います。ゲガレを嫌う気持ちというのが働きますから。
　本当、政府はＧＫＢとかアホなことを考えたり、政争しているヒマがあったらこういう問題についての動き、それを国民が分かるように報道なりを通じて広く知らせて欲しいと思いますね。クールジャパンもいいですが、今は政府レベルから個人レベルまで、自分自身をクールにして、節電やエコライフに努めたり、デマに踊らされないようしていかなくてはと思います。そして被災地での障害者やお年寄りなど介護が必要な方のケアや、ＰＴＳＤになった方、その予備軍の方へのメンタルケア等をしっかりとか考えていって欲しいとも。
　個人的にはギャンブルやアルコール、薬物への依存症が気になります。将来への悲観、義捐金が入ってきたことなどから、ぱーっとお金をつかったり、憂さ晴らしをしたいという気持ちを持ってしまう方もいるのではと。復興はインフラや建物だけではないと思います。メンタルな部分の復興が一番難しく、長い道のりになるだろうと個人的に感じます。