小料理屋さつき

かつて「はてなダイアリー」にあった「小料理屋さつき」をインポートしたもの+細々と。

(新規購入編)

 最近、厳しい財政事情の中、やはり「ああっ! 今買い逃してはっ!」とかとか言って色々買ってはいるんですが、なかなか読み進めらないっていうのが。まぁとにかく「私はこういうのを読んでまース」って感じで。
★「マリア・プロジェクト (角川文庫)
 丁度入院中に出ていた新潮45に女装体験談をお書きになってらして、しかも女装写真なんかもあったりして、思わず売店でずっこけた私ですが、もうぅ、「あふ〜ン♪」っとなるほど大好きな楡先生の作品です。んぅー、確かにズッコケたけど、やっぱ記念に買っておけばよかったなぁ・・・新潮45。兎に角、そのプロットの巧さ、文章の読みやすさ、ニヤリとさせられるキャラの作り方、もうラブラブです。大藪先生も大好きだけど、なんっていうか、スマートっていうかクールな感じが楡先生の持ち味かしらなんて。引っ越しが落ち着いてからゆっくり堪能したいです。
★「グッドラック―戦闘妖精・雪風
 いつも行っている本屋さんで見つからなかったのですが、別の本屋さんでゲッツ。今読んでます。やっぱり戦闘機に関する知識が皆無なのでワケワカランっていうのがありますが、それでもやっぱ、好きなんだなぁ・・・SASとか特殊部隊モノのフィクションが好きなのと同じなんですね。わかんないけど・・・なんか好きなんです。
★「ピルグリム・イェーガー 4 (ヤングキングコミックス)
 イタリア・ルネサンス時代が大好きな私には、知った名前がズラッと出てきてこれまたググッとくるお話。しかも伊藤先生の画がなんともいい感じ。動きがすごく伝わってくる画がたまりません。また、物語自体も私の指向にバッチリあってます。冲方センセの解説もニヤッとさせられるものがありますね。けど・・・マルドゥクスクランブルにしても本当、知識という無限の快楽と苦悩の沼にずっぽりハマっちゃってるわ、このセンセって思いますね。
★「そして、楽園はあまりに永く―されど罪人は竜と踊る〈5〉 (角川スニーカー文庫)
 このシリーズも最近お気に入りの一つです。超常の力を理系的な面からみせるという新しい境地を開拓しつつ、主人公二人のやりとりがこれまた絶妙という感じでナイスです。ですが・・・今回のストーリィ、上下で一つになってますが、スニーカー文庫でここまでやっちゃっていいわけ?? ってくらいヤバい内容もアリアリで・・・ これがOKでマルドゥクスクランブルがハヤカワまで持ってかなきゃダメだったっつーのがいまいち腑に落ちない私なのでした。
 他にも未読で積んだままの本が幾つもあって、しかもふっと「砂の惑星」をちょっと読み直したくなったりと(矢野徹先生の訃報に胸を押さえ、心の中で深い祈りを捧げたことは言うまでもないのですが)いうのもあったりして。兎に角、本を読むことと、自分の好きなジャンルについて他の方とお話をすることはは私にとっては快楽そのもの。やっぱ、私も知識という沼にずぶずぶと喜んで沈んでいってるのでしょうね。わはは