小料理屋さつき

かつて「はてなダイアリー」にあった「小料理屋さつき」をインポートしたもの+細々と。

(読み直し編)

デューン 砂漠の異端者
 2巻の半ばまで読みました。タラーザ、ルチリア、オドレイドの3人、同じ教母(タラーザは教母長ですが)であっても微妙に違う胸中や、他の陣営とのパワーゲームの為の鍵穴? を手探りし、どの鍵を差し込めばいいのかとじっくり指で鍵穴と鍵に触れているような感じ・・・ そして勿論、ダンカン。神皇帝レトの話の時には語られなかった、アクスロートル・タンクから生まれて「本来」の記憶を取り戻すために苦悩する姿が描かれてますね。でも・・・10代半ばの身体の中に、ポウルを逃すために死んだ時の(多分20代後半?)記憶があるっていうのはどんなものなんでしょう。

 それはさておき、教母というかベネ・ゲセリットについてより多く語られるようになりました。そのなかに「他の記憶(アザー・メモリーズ)」というのがあるのですが、これってFSSアトールの巫女の記憶の元ネタかな・・・とか思ってしまったり。他にもFSSを読んで「ああ〜」って思うことは多いですけどね。デューンって。
 しかし・・・やっぱり難しい。特に宗教的ともいえる複雑なやりとりなんかは頭を抱えてしまいます。読書会っていうんじゃないんですが、本を片手に色々話し合える場があればいいのになんて。やっぱSF大会いくっきゃないのかな?