小料理屋さつき

かつて「はてなダイアリー」にあった「小料理屋さつき」をインポートしたもの+細々と。

:WRCでの事故・・・

 事故の内容については旦那のコメントのほうが詳しいので、私は詳細については書かず、とにかく気持ちだけ。
 私の、WRCについての知識というのはそれほどなく、いわゆる私の中の車全体に対する知識と同じようにフィーリングでとらえていることが殆どです。そんな中でも、ランチァが生み出した美しくすばらしいラリーカーは私の心に強い印象を与え、そして、そのドライバーのひとりのトイボネンがコルスで事故死してしまったということ、それをきっかけにWRCのレギュレーションの見直しがあった、ということは比較的強く記憶に刻まれました。そして・・・WRCについて色々と教えてもらって知るようになり、番組や雑誌を「フィーリングで」見たりということを続けてきましたが、素人な私の目にも、段々あのトイボネンの時代に危惧されていたような、パワー競争のような面がでてきてる・・・なんか危ないような・・・と感じることが多くなりました。
 この事故について旦那から聞いたとき、「まさか、ありえない」と最初思いました。確かに何かに激突したり、横転や炎上などは番組などで紹介されていて、ドライバーや、コ・ドライバーが骨折などの大けがはあるものの命に別状はなしということでしたし・・・ そして何より、トイボネンの事故をFIAは重く見ているはずなのだから、そういう事故を繰り返さないようにレギュレーションを考えてくれているはずだと信じていました。
 M.パークさんが亡くなられたことに対し、私は悲しいというより、怒りを感じます。どうしてこのような事故を防ぐことができなかったの? と。確かに運転するのはドライバー達ですし、その車を作り、管理や整備するのはメーカーやチームです。が、レギュレーションやコースの設定というものはFIAの管理の下にあるものでしょう? 今回の事故でFIAがどういうコメントを出すか注目したいです。そして・・・今年で撤退を表明していたプジョーがもしかすると今期はもう出場せず、そのまま封印してしまうという予感もあったりします。
 何らかの事故を100%防ぐことは不可能でしょう。レース界ではまず無理だと思うのです。ですが、サポートやレギュレーションをしっかりとすることで今回のような大惨事というものは防げたのでは・・・と思わずにいられません。FIAというと、私にとってはお金の動く「場」であり、サッカーなどのスポーツほどファンの感情等を汲んでもらえない感じがしますが、今度ばかりはしっかり考えて欲しいものです。