小料理屋さつき

かつて「はてなダイアリー」にあった「小料理屋さつき」をインポートしたもの+細々と。

WEBつれづれ:んなばかな。

 ネットに新聞各社はサイトを出しているけれども、私は大抵毎日新聞を利用。んで、つらつら見てたらこんな話が。本文が非常に興味深い内容なので是非リンク先を読んでいただきたいと思います。「毎日WEB:考:「いただきます」って言ってますか? 「給食や外食では不要」ラジオで大論争」
 ちょ、ちょっと待て。待て待て。私にとって食事を作るっていうのはとてつもなくめんどくさいことで、料理を作ることが趣味とかいう方はもう拝んじゃう。あと、小学校の頃にイモとか作ったり、ニワトリ小屋の飼育係もやったし、今はもうない実家のすぐ横は数キロにわたる田んぼだったから四季折々の稲作の大変さも何となく見てきています。だから、私の目の前のご飯には多くの人の「手」がかかっているっていうのが少しではあるけれど、分かっているつもりです。
 そういうこともあって、特に外食の時は「いただきます」と「ごちそうさまでした」を言うようにしてます。たとえ代金という形をとってはいるものの、自分ができない、自分でやるのがしんどいことをやってらっしゃる。その事に関して有り難いと思うから、自然と「いただきます」が口と態度で出てくるんじゃないかなと。
 手を合わせて「いただきます」というのが普通だけれど、手を合わせるというのが宗教的行為だから嫌だという方もいるそうで。ならば、お箸に手をそえるなり、姿勢を少し正して「いただきます」と言えばいいんじゃないかと思います。
 あと、何と言ってもこれですよ。私の中には「お客様は神様です」なんてことは絶対ありえない、という考えがあります。無論、店側だって神様じゃあない。お互いにお互いを尊重しあうべきだし、「ありがとう」「すみません」とかいう気持ちは代金というものを介してはいても持つべきじゃないかなと思うんですよね。
 礼節とかマナーいうのが欠けていってしまう世の中が本当に悲しいです。そして今、口にしてるご飯がどれだけ多くの人の「手」を渡って私の口に届いたか、そういうものもやっぱり子供の頃から社会が教えるべきことだし、大人になっても忘れてはならないことだと強く思うんですよ。
 でも・・・こういう風に思うってことが、やっぱ歳くったなぁってことなのかなぁ。ほんと。