小料理屋さつき

かつて「はてなダイアリー」にあった「小料理屋さつき」をインポートしたもの+細々と。

WEBつれづれ:一個、文章的クッションを挟むだけで変わる印象だったのにと

 「Impress:やじうまWatch: 藪本雅子さんのブログ炎上するも「逃げない」宣言で雰囲気一転 」という記事があって、リンク先の「元日本テレビアナウンサー・記者 藪本雅子ブログ盗撮で思う」「元日本テレビアナウンサー・記者 藪本雅子ブログおことわり」に飛んで見てきました。あー。祭りになってるなってる。
 なんていうか、私もおばさんだし、真ん中のパンツがらみの部分はかなり同意。でも、書き手が「元日テレアナ・記者」という肩書きをつけているのと、「日テレ男性アナの盗撮事件における日テレの報道姿勢」が絡んじゃったから祭り炎上ドドンがドンって感じかなと。
 あと何と言っても、最初の「盗撮した男性アナ」についての下りについて、もう少し書き方を考えるべきだったかなと。最初の3行と最後の7行をもう少し現状の「日テレの姿勢に対する批判」を鑑みて書くことができたら、これほど炎上することは無かったかもネ、と。まあ、読み手の方も、「ああ、書き手がメインとして書きたかったことはここなんだな」と読み取る事が大切だし、あげ足とってガウガウ噛みついてもつまんないだけだと思うけど。もう少し落ち着けとは思いましたね。
 藪本さんのおっしゃりたいメインははパンツがらみの部分だろうなと感じたので、例えば

 私がかつて在籍していた場所の後輩が盗撮で捕まりました。盗撮は悪いことだし、法的・社会的制裁を受けるのは当然だと思います。

 (ここで改行等)現状で多くの方が色々な意見をお持ちなのは承知の上ですが、あえて、それを少し横に置いておいて、私は昨今の女の子達について思うことが幾つかあるのです。

 これでもまだかなり「炎上要素」があるかな。あるある、あるな。まあとにかくショッパナに今回のことについてキチンと現状を鑑みた意見を書き終え(遺憾だとかまぁそういう感じで)、罫線でも引っ張って、昨今の娘さん達の服装について思うことを書けばよかったのにと。それで文章を〆てしまい、再び盗撮がらみに持って行かないってことで。
 まあ今回のケースは、何らかのネタを引き合いに出して自分の言いたいことを言うというスタンスを取ることの多い私も「耳が痛いッ」と感じたことなので、気をつけねば・・・と感じるとともに、じゃあこれがフツーのおばさんのひと言だったらこれほどまでに炎上しなかったかもしれないとも感じました。こういうとき、何かと肩書きのある人は大変だよなぁとか感じますね。文章どころか言葉ひとつ、ちょっとアヤフヤな感じにしちゃったりすると、そのとらえ方を巡って祭りになっちゃう。ヲチしてる人が多いですからねえ。著名人だと。
 じゃあ何の肩書きもない市井の一個人が何書いてもいいかっていうとそれは違うと思います。WEBっつー、誰でも読めちゃう場所に自分の書いたことを晒すっていう行為は町中で「あ〜〜〜〜〜〜〜!」って叫んでるのと何ら変わらないって感じますしね。まぁたまたまその場に居合わせたり、声が聞こえる範囲に居たりした人が「あ、誰か叫んでるし」とか思って、何やってんだろうって見るわけで。そうやって来る人は、叫んだ人の知り合いかもしれないし、全く知らない人かもしれないし。また、又聞きでその叫びの内容について後で聞く人もいるだろうしね。
 しかし怖いのはWEBって後々まで残ることが多いから、何かコト・・・事件等が起こった場合、例え肩書きのない市井の一個人であろうとたちどころに発掘され報道や某巨大掲示板群等々に晒されちゃうってことですか。少し前にあった岐阜県の事件では、被害者と逮捕された人がWEBに残したものが晒され、報道機関でも使ってましたからね。
 てなかんじで、以前にも書きましたが、blogっていうお手軽なモノができちゃった御陰で手軽に文章が書けるけど、文章を書くってことの重大さを、例え市井の一個人であろうと色々リスクがあるということをわきまえた上で書いていかなきゃねえと。アナログな日記帳とは違って、誰が見るか分からない、どういう意見を持つかわからない、何が起こるか分からないのだ、と腹くくって書かなきゃってね。
 っていっても、まぁハチャメチャ度MAXな文章しか書けないけどね、私は。ワハハハハ!