小料理屋さつき

かつて「はてなダイアリー」にあった「小料理屋さつき」をインポートしたもの+細々と。

世事多事:どこからがニートなのか。

 少し自分のことと照らし合わせて「やや」ムスッとした記事がありました。「ZAKZAK:ニート&フリーター“家から追い出せ”大作戦」
 税金が絡んでくる問題となれば、どこかで線引きをしなくてはならないのだろうけれども、「どれくらい稼いでいればニートではないか」というのはどうなんでしょうね。また、それぞれ事情があって、そういう生活をよぎなくされている人もいるかもしれない。だけれどお役所的杓子定規であれば、収入の面からしかみてくれないだろうし、そういう場合ニートと断言できるのだろうか、となりますが・・・?
 私の場合ウツという病気と付き合いながら生活してもう10年は軽く超えてしまってます。20代の頃は母と暮らしながら、3ヶ月程度の契約社員やパートをし、しばらく家で仕事せず休み、また仕事・・・というサイクルをやっていました。休んでいる間は私の収入はありません。が、休まないと病状は悪化します。酷いときは悪化のために仕事を結局辞めざるを得ないということが何度もありました。
 で、現在も結局病気等の理由もあって働いてませんっていうか働けないなこりゃ、って感じですね。
 ウツ病に悩まされている人、無論他の病気に悩まされている人は沢山いらっしゃるはずですし、他にも個人個人の理由で「何も知らない人から見ればニートにしか見えない」という人もいるとおもいます。そういう人はどういう証明書等をもってニートではない、個人的な諸処の事情でそういう生活をよぎなくされているとお役所に説明すればいいのでしょう? 病気なら診断書だせばいいんでしょうけれど、あんまり診断書もらいたくないんですよね。っていうのも診断書の費用も馬鹿にならないし、個人情報保護とか言われててもダダ漏れな昨今だし。
 まあ、検討の段階ということで具体的な部分は何もでていませんが、政党のHPにこの問題が出るようになり、そういう部分で何の提示もないまま進むようなことであれば、意見メールなどひとつ書いてみようかとか考えています。
 また、フリーターも「家から追い出せ」の対象になってるようですが、フリーターっていっても、合算すれば日勤と変わらない時間勤務している方も多いでしょう。ただ、勤務先がバラバラなために、それぞれ場所で所得税の徴収がひっかかってないだけでしょうし。こういう人が所得税を納めるための仕組みも・・・納税申告めんどくさ&所得税取られたくない、っていう状態をどう打開するかっていうのを考えるべきなのではとか思いますね。
 あと。結婚したくても出来ない人とか、あえて結婚しないとか、仕事等がポンポン進んでてそれどころじゃないとか、まぁ様々な理由はありますが、「それなりの歳だけど」独身で親元で暮らしている人たちは多いと思います。なーんか、そういう人までひとくくりにされちゃいそうで嫌な雰囲気ですね。税収がヤバイっていうのは分かるけれど、国民だってそれぞれ事情があるわけだし。なんでもかんでもひとくくりにされたら嫌だなぁ。