小料理屋さつき

かつて「はてなダイアリー」にあった「小料理屋さつき」をインポートしたもの+細々と。

滄桑之変:魚の声

 この世界の歴史が紡ぎ上げられる中で沢山の血が流れ、大地に染みた。
 自分が今立っている場所がそうではないと言い切れる人は少ないだろう。
 国と国が争い、人と人が争い、講和し、仲直りしてはまた争って時代は過ぎた。
 
 自分はこの国に住む一人の人間でしかない。
 どんだけ文章を書いてネットに上げたところで、何かが起きるとは思っていない。
 けれど、これからも書き続けようと思っている。
 もし再びこの国が戦争について決断に迫られても
 個人というレベルにおいて、自分は他国と争いたくはないという意思を示したいから。
 大きな存在にとっては魚の声でしかなくても。