今月のファイブスター物語

　今月はＦＳＳよりもアンノ・キューティーハニーの記事とかにちょっと感激って感じでした。個人的には国内よりも海外でどういう評価を受けるかが楽しみですね。攻殻のように海外でも高い評価を受けるんじゃないかなと思います。また、Ｚがファーストと同じように３部作で映画化されるという記事もありましたね。しかし・・・この記事を読んでもガツンと心に来ませんでした。以前よりもガンダムに対しての思い入れが薄くなってしまったなとちょっと寂しく感じてしまったり。ただ、ナガノセンセがデザインワークスでスタッフロールに載っているようですからそれだけが気になるところ。また、ＺのＭＳはやっぱり藤田一巳さんじゃないとね。どういう感じにＭＳのデザインが仕上がっていくのか楽しみです。あと、ファーストの時のようなＴＶでのフィルムに手を入れた総集編ではなく、新たに製作されるらしいというのも気になるといえば気になるところでしょうか。
　さて。今月のＦＳＳですが。

表紙

　特筆することは特に無いですねえ。クレストさんというところがレイアウトデザインワークスをされているらしいという話ですが、今回もそのレイアウトの勝利ということで。

本編・ナカカラ

　アルルのドレスですが、以前シアンが持ってきたドレス箱の中にこの服も入っていたのかしらん？　なんて。また次のページで靴のアップがありますが、きっとこれもナガノセンセの靴コレクションの中にあるんだろうなぁ。マノロ・ブラニックかな？　また、１０巻の桜子といい、ティスフォーンなどのファティマといい、足先が開いている靴がお好きのようで。それはさておき、ハスハは連合王国であり、ラドンウェイの発言はそのことを強く感じさせますね。アルルも静かな面持ちではあるものの、あちこちで色々な体験をしてきたせいだと思いますが、伯爵との腹の探り合い？　にも動じることは無い様子。さすがといったところ。これがセイレイだったらソッコーブチキレですよね。また、アルルもどうやらラーンに向かう様子。その後にもありますが、皆さんラーンに向かってるようですし、ラーンで今後何が起こるかが気になるところですね。

　そして、バオー(笑)なお姉さん。絶対そう感じちゃいますよねぇ。多分シオの関係者なのだと思いますが。帽子のゴージャスな感じがナイス。シアンの帽子などもそうですが、ナガノセンセ、靴もお好きのようですが帽子もお好きなのかな。確かに、身体に身に付けるもののデザインというのは、身に付けることを前提としてデザインしなければならないという制限の中でどれだけ「魅せるか」というのを競うものですからね。それゆえ奥が深いと私は常々思います。特に時計とか宝飾品は小さな宇宙だなと思いますね。
　次はやっとスモークウォールのタイトルロール。めったに姿を現さないといわれているアースドラゴンが登場です。こうやってシルエットをみると戦闘機だなぁって感じますね。航空祭などで戦闘機が美しくと舞い飛ぶ姿を見ているだけに、このシーンはグッと来ます。それはさておき、前から気になっていたことですが、フンフトはナインとの長くない会話だけで一時的にも神子の役目を引き受けることをすっと受け入れてしまえるものなのだろうかというのが心の中で引っかかっていて。一度座を降りたけれども、神子をやっていたからこそ分かることなのか、どうなのでしょう。葛藤は無かったのかなと。しかし、ハスハ陥落の折に赤子の声（マキシでしょう）を聞いて、なにやら自分の身に再び何か大切な役が回ってくるのだろうとそのときに覚悟はしていたのでしょうね。

本編・フィルモアサイド

以前の話では分かりづらかった、フィルモアという帝国の複雑さというのを今回垣間見ることができます。また、キャラクターズ・スモークウォールで解説されていたフィルモアの仕組みについての話を読んでおくとここらあたりの会話がより楽しめるかと。ダイ・グの「色々と分かっているけれどもアレコレと口を出したり出来ないもどかしさ」というのも感じられます。それにしてもホーント、ナガノセンセって壮年の女性を描くのがお好きなようで。リザード・マイスナーにしても力の入れようがなんか違うよぅって。

　ティルバー女王との会話の後でチャンダナがダイ・グに言葉を掛けるシーンは、コーラス戦の後の報告を聞いて私室で独白するレーダーをクラトーマが気遣うシーンを思い起こさせるものだったり。チャンダナのマジ顔？　って今回が初めてなのかな？　
　次回はキャラクターズ・スモークウォールでちょっと触れられていたニオの秘密が明らかになるのか、それとも違う方向に向かうのか。ヒュートランとちゃあてぃのその後もわかんないままですしね。とりあえず物語はあっちいったりこっちいったり、しっちゃかめっちゃかなまましばらく続きそうな気がします。