(新規購入編)
昨日買ったばかりでまだ数ページしか目をとおしてませんが・・・
- ★死の壁 養老孟子著
- 私はベストセラーモノが大嫌いだ、という話は以前しましたが、WEB毎日の書評でこの本のことを知り、「んーんーん」と悩んだ挙句、といってもそれほど深く悩んだわけではありませんでしたが、一応ブームは一段落しただろう(でもやはりメイン通路側に平積みでしたが)ということで購入。
なぜそれほどまでに、いつも自分が守って? きているパターンを破って購入したかといえば、書評にあったこの本からの引用、「人生の最終回答は「死ぬこと」だということです。これだけは間違いない。過去に死ななかった人はいません。人間の死亡率は100パーセントなのです」(序章 13pより引用)がきっかけです。
おお、確かにそりゃそうだ、とポンと手を打つ私。そして、今まであまりこちらでは書きませんでしたが、04年ので頭位から、私の中で死に対する考えが本当に変わってしまい、それが危うい方向に向かいそうになったこともあったので、死というものを宗教以外の色んなベクトルから見ることができる本があればと思っていた矢先にこの書評を読んで、こりゃひとつ読んでみたいなぁと思っていたのでした。
まだほんの序の口の序の口ですが、確かに淡々とまどろっこしいところのないシンプルな文章。昨今、新聞の記事でさえたまにまどろっこしいと感じる文章があるのに、このすっきり感というのはとても気持ちよく感じます。でも取り扱っている題材は「死」。でも淡々。そこがいいのかなと思います。もう少し読み進めてみれば色々と新たな発見があるかもしれません。私の死に対する想いに何か違うヒントを与えてくださるかもしれない。下さらなかったとしても学ぶことは沢山あるでしょう。てなわけで、ニヤリとしながらページをめくろうかとおもいます。