小料理屋さつき

かつて「はてなダイアリー」にあった「小料理屋さつき」をインポートしたもの+細々と。

(読み直し編)

 なんだかそれほどネットに向かう気持ちじゃなくて、だらだらっと本棚を漁ったりしてとばし読みをしたりしていました。「Amazonマルドゥック・スクランブル―The First Compression 圧縮 (ハヤカワ文庫JA)」もとばし読みしつつ読み直したり。確かにちょっと言葉遊び的なところが鼻につく(でもそれが心地よかったりする)のと、ガジェットに頼りすぎる(でもそれがココロをくすぐる)ところとかがあったりはしますが、やっぱり受賞するだけの作品ではあるな、と思います。
 デューンもまだつらつらと。「砂漠の大聖堂」の3まで全部なんとかそろえてまして、「砂漠の神皇帝」まではつっかえながらも何度も読了してはいるのですが、「砂漠の異端者」と「砂漠の大聖堂」がどうしても途中で挫折してしまうことが多くて。まあ、こういうネットからちょっと離れたい気分のときに読み直すにはいいかなと。
 しかしハヤカワも酷いですね。最初のシリーズである「砂漠の惑星」4冊は何度も再販しているのに、その次・・・せめて「砂漠の神皇帝」のシリーズまで読まないとデューンシリーズの「うわっ! すげえ!」っていうところが味わえないんじゃないかなぁと。最初のシリーズはほんの入口。個人的には、神皇帝レトと「黄金の道」というものがドンと前にでてきてやっとこのシリーズが「すごぉおおい!」と思うんですよね。無論、最初の4冊でもすんごいのはすんごいんですけど・・・。
 ちなみに、息子さんが書かれている新しいシリーズはまだ読んでいません。表紙や中イラストが加藤さんなら即買いしてたかもしれないけど・・・まだちょっと様子見ですね。特にベネ・ゲセリットの教母が身につけるアバ・ローブのデザインは、映画のデューン版のも好きですが、やはり加藤さんのデザインがとても気に入っていて。ダンカンのくしゃくしゃなクセっ毛もすごくそれっぽいですしね。
 
 ちなみにまだ「亡国のイージズ・上巻」とか「スペイン要塞を撃滅せよ・ホーンブロワーシリーズ2」とか、「マリアプロジェクト」とかとかとかとかもぅ読んでない文庫本かなーりあります。たはー。