小料理屋さつき

かつて「はてなダイアリー」にあった「小料理屋さつき」をインポートしたもの+細々と。

世事多事・WEBつれづれ:「ビジネスは、ビジネス」

 はてなブックマークでチェックしたのだけれど。 
 NPO法人というものの内情は知らないし、自分が関わることもなかったので調べることもしてなかったけど、しかし、「なんとなくうさんくさいよな」というニオイを感じることがあった。2chで、こころの病気関係の質問に対して、検索結果を提示することがあるのだけれど、その中でNPOもヒットする。そして一応HPを見たりするんだけれど……なにかこう、ニオウのだ。
 自分は、インターネット上で飛び交いまくる情報について「まァ、話半分」というスタンスがいいのではと思っている。だから、以下の記事もまるごと飲み込むつもりはない。とはいえ、やはりムッとくるものがあった。

 Business Media 誠:吉田典史の時事日想:20代の若者が、“心のキレイ”な人を食い物にしている (1/3) :http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1011/12/news006.html

 内容は置いておいて、「心がきれい=お金に執着しない」これはない。
 心が綺麗というか、きちんとわきまえているからこそ、ビジネスはビジネス、ちゃんと払う物は払い、頂く物は頂く。それが礼儀だと思っている。というのも、ビジネスは「なァなァ」ではいけないのだ。どんぶり勘定ではだめなのだ。お金というものを間に挟むからこそ緊張感を持ってもらう。……まあ、人によってはネガティブな印象を持つかも知れないけれど、お金はそれだけ、人に緊張をもたらすと自分は思う。
 しっかり帳簿をつけ、会計士にチェックをもらい、また、経営状況についてもアドバイスをもらう。法人とつくからには、法人としてちゃんとすべき事をしなくてはと思う。
 いや、例え無償でスタッフに協力をもらってるボランティアの団体だとしても、お金の出入りがある行事とかがあるなら、きちんと収支報告書をつくり、参加費を払ったり、寄付した方が、安心して「自分が寄付したお金がどのように使われたか」いつでも見ることができる状態でなくてはと思う。

 これらのことは、自分がお邪魔したイベントに客として、スタッフとして参加して、先輩に教えて頂いたことだ。無論、手取り足取りではないけれども。けれど、少し中を覗かせて頂いたらどうしても目に入る。そして何故それが必要なのか、も、先輩方が色々と話し合っているのを下席で見て、自分なりに感じた。
 実際にイベントスタッフとして動いた時は、「どうすればお客さんに楽しんでもらい、しかもお金のことやなにやらをしっかり管理できるか」という事が大変難しい事であるというのを身をもって感じた。そして、その意識が無い方と組むという悲しさ、苦痛。自分が10年以上前の大きなイベントをもって、イベントスタッフから離れたのもそれが理由。

 親しき仲こそ、金はキッチリ。

 まあ、たまにおごったりおごられたりなんていうのは、まあ、良くある話だし、それはプライベートのことだから。けれど、一転してビジネスのことになれば、全てのことにおいて、「ビジネスは、ビジネス」をスイッチを切り替えなくてはならないと思う。

 残念だけど、夢やロマンでご飯は食べることはできない。
 お金と健康、周囲のひとのおかげさまがあってこそ、夢やロマンを実現できるものと自分は思う。