世事多事：ＴＶのリモコンを持っているのはあなた

　東日本大震災で、阪神大震災を超える死者・行方不明者の数が発表され、胸を痛めています。こういう大災害の折には常にそうなのかもしれませんが、亡くなられた方がご家族の元にすぐ戻ることが出来ない、また、お葬式をちゃんと執り行うことが難しい、そしてなにより荼毘の問題があります。土葬も視野に、などという話を読んでしまうと、複雑な心境です。
　さて、情報が色々と飛び交い、それで右往左往してしまっている方もいるとかネットで見ました。けれど、ＴＶのリモコンを握っているのはまぎれもない、ＴＶの前に居る人なのです。ネットもしかり。個人的には、ＴＶを消して、自治体からの指示が出ていないか自治体のＨＰ等で確認したりすることが肝心だと思います。
　また、twitter等で既に問題になっていますが、デマに踊らされないこと。交通機関の問題については、各交通機関のＨＰで確認することなど、できるだけ一次ソースに触れることが肝要だと思います。
　私の現在の居所でも、お米やカップ麺、トイレットペーパーなどを買い込む方がいるようですが、オイルショックを体験した世代の方なのでしょうか。西日本は、節電やできるだけ公共交通機関を利用する等は大切ですけれども、ほぼ通常通りの生活を送ってもさしつかえがないようです。ストックがないのならば購入するのはいたしかたないとは思いますけれども、買いだめは控えるべきだと思いますね。
　自分の部屋にはＴＶが無いため、逆に落ちついて生活できていると思っています。状況を知りたかったら時事通信社や４７ニュース等のヘッドラインを軽く見る程度。また、はてなブックマークが沢山ついていたりする記事をナナメ読みしたりとか。
　というのも、あまりにも生々しい映像や画像を見過ぎてしまうと、遠方であってもそれらが伝えるインパクトのためにこころが落ち着かなくなったりするのではと思うからです。もし何らかの行動をしなくてはならないと自治体から発表があるまでは、変わりない生活を送るべきだと思います。
　特に自分の場合、人生の岐路があったばかりですし、引っ越ししたばかりです。それらのことで精神的にまいっている部分もありますから、まずは自分を落ち着けなくてはと。
　部屋で静かに過ごしたり、音楽を聴きながらうとうとしたり。自立支援の事務手続きが終わるまでは新しい病院に通えませんから、それまではストックの薬をきちんと飲みつつ、養生したいと思っています。