小料理屋さつき

かつて「はてなダイアリー」にあった「小料理屋さつき」をインポートしたもの+細々と。

世事多事:GHQと、君が代・日の丸

 先日ふと気になってtwitterにpostしたのだけれど、先の大戦後、GHQ君が代・日の丸の扱いについて何か公的な指示を出したのだろうか、と。そしてそれが何らかの形で残ってるのだろうかとも。ただ、その時に「ああ、このネタは調べ出したらキリがないだろうし、多分大阪の図書館でも無理だろう」と感じた。
 GHQの覚書等文書といえば、NHK等のドキュメンタリーでチラチラッと見る程度である。マイクロフィルムの実物など見たこともない。自分が探れるのはせいぜいそれらを引用したりした番組やノンフィク本だろうと思う。
 「ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム - Wikipediahttp://p.tl/52Ga」という項目がある。これが本当にあるのか。そして実在するのなら、GHQ君が代・日の丸についての指示について色々と考えていたのだろうと個人的に思う。だが、これが実在するかどうかは国会図書館へ行くしかないという。
 さて、GHQ君が代・日の丸を使うことを禁じた文章は色々探しているが見つからない。ただ、日の丸については、昭和20年に国旗の国旗掲揚はそのつど許可が必要とされ、その後昭和23年には祝日には掲揚が許可され、24年の1月には国旗掲揚に関する制限廃止「日本国旗の掲揚について (GHQ, 1948.3.1):http://www1.jca.apc.org/anti-hinokimi/archive/chronology/sengo1/GHQ490106.htm」というのがありますが、その指示というか覚書がネットを探してもほぼ見つからない。「SCAPIN - Wikipediahttp://ja.wikipedia.org/wiki/SCAPIN 連合国軍最高司令官(SCAP)から日本政府宛てに出された訓令」の番号等分かれば出るんでしょうけれど。廃止の所だけは出て、肝心要の20年の話の所とか、すんごい知りたい所が出てこない。上記国旗に関する覚書を知りたくば、またマイクロフィルムの山の中、という感じ。国歌についてはそこら辺のことすら、自分のネット検索力ではどうにもならず。
 本当、ドキュメンタリー番組のスタッフやノンフィク本の著者は国会図書館等をしらみつぶしで当たっているのかなぁと。そう思うと素人で東京住まいではないと、こういう疑問があっても一次資料を見ることは難しいというのが残念といえば残念。