小料理屋さつき

かつて「はてなダイアリー」にあった「小料理屋さつき」をインポートしたもの+細々と。

今月のファイブスター物語/FSS/F.S.S.:ほのぼの回

 今月号はGTMがでてこない、ガーランド達とファティマ達のほのぼの回。
 ◆オーハイネ
 ヘリデ・サヤステ(2412〜2630)のパートナーだった彼女がツバンツヒのパートナーとなったのは、破裂の人形とルッセンフリード(旧バング)の設計書を以前クバルカンに渡したときの「借り」の返済として「頂きました」とのこと。その後は星団を離れていることが多かったのでしょうね。
 クリスの金髪と比べると分かるのですが、オーハイネの髪は北欧系の金髪よりも色素が薄いのでしょう。
 自分が以前北欧の方にお会いしたとき驚いたのが、眉毛や睫毛、腕の体毛まで金髪、しかも、自分の中の「金髪」というイメージの色よりずっと薄い色なんです。金糸のような睫毛に縁取られた淡い色の瞳。今まで見た事がない美しさに心底驚いたものです。そりゃ、表には出さなかったですけどね。「エルフってこんな感じなんだろうなぁ」って後で感じました。オーハイネの髪の色指定はその経験を思い起こすと、ああ、この色でいいかも知れないって思いました。
 「偶発的に生まれた」とありますが、ファティマの胚を組み上げてもこういう事は起きてしまうというと、ガーランドでさえもコントロールできない部分があるのでしょうか。エストのシンクロナイズド・フラッターも同じように「突然変異」扱いされていますし。やはり、このような世界であっても「天の配剤」はちゃんと動いているのだなと思うのです。
 「マーク2がギャグメカにしかならない」とセンセは書いてますけれど、あの「カレンちゃん」を生み出したセンセの言葉ですから、まるっと信じないからねー。
 ◆食事
 「インカのめざめ」はどこかで食べた記憶があるんですが、特に何かピンときた記憶がないんですよね。ただ、シンプルな味付けの蒸し焼きなら、味や舌触りがよく分かると思います。けど、高いらしいですね。ちなみに焼きトマトは苦手。今回のメインは、素材が生きるシンプルなメニューで興味深いです。
 次ページに飛びますが、プレートとドリンクの元ネタを上げていきましょう。「ボンボンショコラ|チョコレート(ショコラ) ジャン=ポール・エヴァン JEAN-PAUL HE'VIN JAPON」 「スミレの砂糖漬け|その他商品/ショッピング/DEMEL JAPAN/デメル・ジャパン」 「ラデュレ | ラデュレについて」 「おいしいベトナムコーヒーの入れ方」 「日本紅茶協会 | 季節のおいしいレシピ:キャンブリック・ティー」
 ウイスキーオン・ザ・ロックのアテにドライフルーツなどの甘い物をとる方と、ナッツなどをとる方、色々いらっしゃいますけど、モラード博士はどちらなのでしょうね。ベトナムコーヒーのカップの上に重なっているのはフィルターだそうです。自分はコーヒーが苦手なのですが、これは一度試してみたいですね。キャンブリック・ティーは、ミルクティーにハチミツの風味をプラスした感じでしょうか。まだまだ乙女な桜子にはぴったりかも。
 プレートのショコラ。このブランドは初耳です。ふむふむ。JR大阪駅伊勢丹にあるんですね。お財布と相談して後日トライしますか。スミレの砂糖漬けは見た目に美しいお菓子ですね。クセがあまりないストレートティに合いそうな気がします。どれ位の甘さなのか分かりませんが、お酒にも合うかも知れません。マンゴスチンは甘酸っぱくて香りの高い南国果物。それをフランベするなら、本当に香り付けのためだけでしょうね。ファティマの絶妙なフライパンさばきならではの一品かも知れません。自分はライチとか苦手なので「???」ですけれど。ラデュレはパリ風マカロンの元祖だそうです。自分は、マカロンは食べず嫌いな感じ。一度くらいは食べた方がいいのかな?
 まかない食というのは、大抵「さっさと食べる事が出来て、それなりにお腹もふくれる」事が大事だと思いますからこういう感じでしょうね。あと、お味噌汁をあなどるなかれ。自分は日本のカブしか知りませんが、カブと葉っぱ、冷蔵庫の隅で見つけた野菜の残りにお豆腐なども入れたら具沢山の立派なおかずになります。器がお椀じゃないですが、ハスハはA.K.D.やコーラスのように和風文化圏? じゃないからでしょうね。
 ケットウ茶が「ゲットウ茶(月桃茶)」なら、ハーブティの一種で、ポリフェノールを沢山含み、ミネラルも豊富なお茶なのだとか。沖縄で親しまれているそうです。……効能読んだら、高血圧とか血糖値抑制とかあるから、自分にぴったりのような。要チェックですね。
 ファティマ達がハーブティを飲むのは、落ち着くからだけでなく、漢方薬的効能も期待しているのかも知れません。単行本10巻92pで桜子がヨーンにファティマ用のお薬を沢山渡していますが、ハーブ茶などをそう言うお薬の補助的に使う事で、薬の副作用とかを抑えることが出来てるのならいいなと思います。自分自身、抗鬱剤や高血圧用の降圧剤と一緒に、それらの副作用を抑えるため、利尿作用がある漢方薬やお通じのお茶を飲んでいます。それで、ファティマ達も同じようにしてるのかなと感じました。
 夜食としてエストが用意しているキュウリのサンドイッチですが、自分としてはアフタヌーンティの一品としての認識が強いものですね。
 自分達の食事が終わってくつろいでいるファティマ達。アウクソーは日本茶を飲んでいます。味噌汁といい、カイエンと共にジョーカーをあちこち旅したとしても、彼女の食生活の基本はA.K.D.的な和風テイストなのでしょう。
 ◆ファティマ達
 今回2chのスレで散々言われた誤植。コーラス様=コークス様、将子様=桜子様ではないかというのがスレ民の予想。多分来月号でお詫びがでるんじゃないかなと思います。
 ゼーリス(多分コークス・ファティマ)、シュミレ(多分ジンク・ファティマ)、白桃(多分桜子・ファティマ)は初出かな。ゼーリスは後ろ姿で分かりませんが、シュミレは一般的なファティマっていう感じ。白桃はアジア風な顔立ちですね。
 ソーナーは単行本11巻巻末のバランシェファティマ一覧でミース預かりとなっていたもののデザインは出ておらず初出。B1-2A-2A-2A-B2:VVS2なので、バランシェファティマとしてはスペックが高い方ですね。魔導大戦の間にマスターを見つけるか、それともまだまだガーランドとしては経歴が浅いミースの助手を勤めるか、今後の動きが楽しみです。ちなみに、ハスノホルテはバランシェ邸で休眠中とありますが、このバランシェ邸はトランにある方でしょうね。ミース・ファティマのアルファは以前から名前が出ていましたね。多分「通常のファティマ」としての初期作品だと思います。
 5月号でウークーツと一緒にいたファティマ達の顔が殆ど同じだったり、シュミレやアルファも典型的な「ファティマ顔」であることが今月感じた興味深い点の一つです。プラスティックスタイルや、改訂版単行本2巻巻末で、ファティマはリチウム・バランスのフォー・ファッティスの基本フォーマットにそって作られているため似たような顔立ちになるのが普通で、名高いガーランドはテクニックを駆使して個性を出しているとあります。今回、これだけファティマがあつまった事でこの点が明確になったということでしょう。
 しかし、ヒマそうなファティマがこんだけ集まるのも珍しい事なのかなと思います。魔導大戦中なので、バランシェが亡くなる前に時が一時帰宅していた時のように、マスターから離れてのんびり里帰りというのでもないと思います。ブーメランで調整中なのか、誕生間もなくておひろめがこれからなのでしょうか。しかし、魔導大戦でファティマを失う騎士も多いと思いますから、この後マスターを見つけるファティマもこの中に居るかも知れません。
 しかし、ビルドが今の時点で30回騎士を振っているということは、ハレーに再会するまでその記録が伸びるんって事なのでしょうね。
 ビルドはパイパー将軍と120年もの間ペアを組んできました。その間、色々な物事や騎士やファティマ達を見てきたと思います。目が肥えてる……と思うんですよね。今のファティマよりも低いパワーゲージであっても700年近い戦闘経験値を持っていたハルペル=インタシティを娶っていたハレーは「星団中のマイトやファティマから注目を浴びていた」とナイトフラグスにあります。ハルペルのマスターとしてだけでなく、命の火が消えゆくハルペルに対するハレーの姿は彼女の心に深い印象を与えたのでしょう。
 さて、ハレーについては、「騎士としてハスハに生まれた自分ができることはやはりひとつしかないと悟るのも時間はかからないだろう」と、またドーチュー隊の支隊長になることもデザインズ3にあります。ドーチュー隊の話がいつ頃語られるか分かりませんが、早くビルドがハレーと出会って欲しいと思います。
 しかし、デザインズで発表されたファティマとかはパワーゲージが分からないものが殆どですね。案外、今後はパワーゲージは出さないのかも知れないなぁとも思います。戦いを数多くこなして生き残ることが一番重要視されるのかも。
 ◆ミース邸
 100年前といってもジョーカーの時間的に言えばとのことなのでさほど古い建物ではなさそうです。故人となったガーランドは何名か出てますが、単に引っ越しただけという可能性もありますし。誰のものかは触れられないかも知れませんね。
 スーツケースなどの山。60pの3コマ目、右下のおしゃれそうなバゲッジは桜子のでしょうか。
 キッチン。IHみたいですね。調理台の上にローズマリーの入ったお皿と刻んだじゃがいもが見えます。
 ……というところで、長くなってきたので、ガーランド達やツバンツヒ、ハイトの話はまた後日。