小料理屋さつき

かつて「はてなダイアリー」にあった「小料理屋さつき」をインポートしたもの+細々と。

世事多事:場をわきまえるという事を知らない人&反原発論者の「口だけ」には飽きた。

 朝から具合が悪かったので、艦これの演習だけ回して寝ていた間にこんな事があったんですか。「山本太郎議員が天皇陛下に手紙手渡す…園遊会 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)」
 また山本太郎議員? これで問題何回目? なんだかなぁ…… というより、この議員を園遊会に呼んだの誰? 自分は、園遊会というのは両陛下からお言葉を頂く有り難い場であって、直訴の場ではないと思うのですが。両陛下に拝謁することが出来るだけで名誉なのに。事前に宮内庁関係者から「してはならない事」の説明とかなかったのでしょうか。直訴のような事をしでかす者が居るとは思わなかったのでしょうか。今回の事もさることながら、今後の対応について宮内庁も頭が痛い事でしょう。特に山本議員を名簿に入れた人にはキツイお灸を据えて欲しい所。
 戦前ならその場で大騒ぎになったと思いますが、戦後でよかったと思いますよ。つくづく。また、「内容は不明で、山本議員の事務所は「個人的な思いを書いたものを渡すと聞いていた。中身は言えない」としている。」と記事中にあったんですが事務所の人間が何故止めないんだ! と思いましたね。宮中儀礼について関心の無い人ばかりなんでしょうか。
 まあ、官房長官が不快感を示したコメントを出していますし、参院議院運営委員会が11月1日に協議するとのことなので、それなりの叱責や処分があると思いますが。
 明治34年に議員を辞職した後に田中正造氏が「足尾銅山鉱毒問題」について明治天皇陛下に直訴をしていますが、「途中で警備の警官に取り押さえられて直訴そのものには失敗」(ウィキペディア)しています。詳細については、ウィキペディア田中正造氏の記事を読んで頂ければ。ですが、田中正造氏は直訴をするにあたって常ならぬ覚悟をしています。だけれど、山本議員はどうだったのでしょうね。
 現代の日本国にとって陛下がどのようなポジションにあられるか山本議員は分かってないと自分は思います。福島で避難生活を送られてる方の元を訪れるご公務や、不安に思っている国民へのご発言が「戦後の天皇皇后」としての限界なのです。戦前であっても勅を出す事は非常に難しかったと自分は思います。
 福島の具体的な処理問題は政治経済のレベルででなんとかしなければならない問題。陛下に直訴するのはお門違いも甚だしい。
 山本議員は問題を色々と起こしていますね。公人となったら、自分だけではなくスタッフにも「発言について慎重にすべし」という考えが徹底していない。チャラい議員としか言いようがないですね。まあ、贈収賄やったり不倫したりその他トラブル起こしたりする議員は今までも沢山居ましたしこれからも出てくるでしょうけれど、そういう「バッジだけ光ってる議員」がまた増えたナァって感じです。
 あと、山本議員で思い出したので。前々から書いてますけれど、原発廃止論者の人は、廃炉にするための費用、人材、廃炉後に出る様々な物質をどこで処分するかというのをきちんと確保できてから言って欲しい。嫌だ嫌だというのは子供にだって言える。政治や経済のレベルで物事を動かしたいなら具体的なロードマップと金と人を用意して欲しい。特に最終処分場これが非常に問題。地球の外にでも捨てる気ですか? 地球の外だってどうなっていくか分からない。カーゴに詰め込んで宇宙に打ち上げグルグル軌道周回させるつもりですか。宇宙だってデブリで問題になってるのにね。