旅する扇風機

　上記にある「オンボロ扇風機」、私が記憶している中では、私の実家での２台目の扇風機です。初代はほんっっとうに重くって、しかも有線リモコン！！！　がついていました。東芝製だったかなぁと記憶しています。タバコの箱よりも大きいリモコンボックスが、マウスケーブルよりも少し細いくらいの何本かの線で本体と繋がっています。でもさすがに新しい扇風機に取って代わりました。で、今使っている「お座敷扇」になりますが、こちらは日立製。昔はタタミの生活の方が多かったですから、今お店で売っているような首がのび〜るタイプのものではありません。だから、「お座敷扇」ってあの頃呼ばれていたような気がします。それはさておき、この扇風機、風の強弱の１．２．３のスイッチの横に小さな「ゆるゆる」ボタンがついています。これがまた本当に、「ちょっとした風が欲しいな」というときにピッタシでお気に入りです。私達姉妹が子供の頃、初代を私が、２代目を姉が使っていました。姉が県外の大学や仕事に行くときにも一緒について周り、その後姉が新しいものを買ったので、私の元にやってきました。その後、私とともに学校の寮にあちこちのアパートにと引越しの度に連れて行きました。タイマーが４５分しかなくて、その間「ジー」っていうなんとも懐かしい音がするのと、いい加減本体側の電源コードの根元がゆるんで、時々「？」とボケたように止まってしまうのがオチャメなところ。勿論、ちょっとコードの根元をクイッとしてやるとまた動くんですけどね。でももう、さすがに修理は出来ないでしょう。というか、お店の人に「修理するなら新しいのを買った方がいいですよ」って言われそう。でもやっぱり捨てられないですね。ＰＣやメディアに関する家電ならいざ知らず、こういうシンプルな用途のものはそんなに買い替えの必要を私は感じません。それに、過ぎ去ってしまった、家族が全員居た頃の思い出の欠片でもあります。
　うーん、でもさすがに電子レンジと炊飯器と洗濯機と冷蔵庫は買い換えたいよぅ・・・・。しくしく。