小料理屋さつき

かつて「はてなダイアリー」にあった「小料理屋さつき」をインポートしたもの+細々と。

世事多事:ハリケーンは秘密兵器?

 カトリーナにリタとあいつぐハリケーンの来襲というか襲撃っていう感じのアメリカ南西部。CATVのCNNをつけるとハリケーン特集がずっと続いていたりします。連続での超大型ハリケーン、そして甚大な被害・・・そういう現状を目の当たりにしてこういう発言をしたくなる人だっているっていうのもわからないこともないですが・・・
 以下、産経新聞WEBより引用。

カトリーナはヤクザの仕業」 米天気キャスターが発言
【ロサンゼルス=岡田敏一】大型ハリケーンカトリーナ」は日本のヤクザが起こしたもので、原爆投下に対する報復が目的だった−。米テレビ局のお天気キャスターがこんな意見を全米の多くのラジオ番組で開陳し、話題を集めている。
 アイダホ州のテレビ局KPVIのキャスター、スコット・スティーブンス氏は、カトリーナについて、「雲の形状から自然に発生したものではない」と断定。先物取引でボロもうけしたヤクザが、ハリケーンや台風を人工的につくり出すため一九七六年に開発されたロシア製機器を購入、米国による原爆投下への報復措置として発生させた−と話した。
 この話がネットを通じて広まり、全米の約四十のラジオ局が同氏にインタビューを申し込む騒ぎに。多くの局がその内容を放送している。
 同氏は産経新聞の電話取材にも応じ、「多くの国や組織が、超音波を利用してハリケーンや台風を人工的につくる最新機器を隠し持っていると確信している。『カトリーナ』の場合、日本のヤクザが起こした可能性が最も高い」と大真面目に話した。
【2005/09/16 大阪夕刊から】(09/16 15:44)

 その後、「産経新聞WEB:「カトリーナはニッポンヤクザのしわざ」 お天気キャスター退社」ということになったそうですが。これほど騒ぎが大きくなるとは思っていなかったのかも? 地球温暖化が原因ではと言われていますが、現地の方にとっては想像を絶するという規模だと思うのでこういう風にでも考えたくなるのかなと思いました。
 それにしてもいつも思うのですが、日本は「〜号」という呼び名ですけれどもアメリカ等ではアルファベット順の名前をつけますよね。なんか同じ名前の方はどう思われるのかなとかヘンな心配をしてしまう私でした。ちょっと検索すると、台風の名前の付け方等についてはこういうお話がデジタル台風:台風の名前

 日本国内の歴史や地理でさえうとい私なので、海外のこととなると、とんとわからないのですが、アメリカの南西部における水害対策っていうのは日本のそれと比べるとどうなんでしょうねえ? 私の中では、いくつもの河川が古来から大雨の際に大被害を起こす「暴れ川」として恐れられ、領主や土地の大名主の事業対象となり、今でもいくつもの治水事業が語り継がれ現存しています。日本には、自然の様々な形を恐れ、敬いつつもなんとかしようと努めてきた歴史があるというのは感じるのですが、欧米ではどうなのでしょうね? 図書館の土木関係の所にそういう本があるのかもしれませんが・・・何しろまだまだ外出が難しい心身状態なので。うーむ。