小料理屋さつき

かつて「はてなダイアリー」にあった「小料理屋さつき」をインポートしたもの+細々と。

世事多事

 新聞なり、新聞社のWEBサイトなりで見る記事見出しの多くはあまりいい話とは言えないものが多いと私は思っています。勿論、地方版の記事となると、地元のお祭りや四季の移り変わり、長寿のお祝いなどの「日々の良い話」があったりしてホッとするのですが。
 そんななか、いつものように毎日新聞のWEBサイトの見出し見ていると大変興味深く、しかも大変素晴らしいことが「毎日新聞WEB:ダイオキシン:無害化する分解菌発見 アサヒビールなど」 これはすごいです。日本だけでなく世界中のあちこちで、環境問題の難問中の難問であったダイオキシン問題について光明が射した・・・というか、ペカーーーッと夏の太陽のようなまぶしい光が現れた、と言ってもいいのかもしれません。記事中には、この菌の増殖力は強く、培養もしやすいということが書いてありました。化学物質にはない、生きているものだからこそ持っている力・・・菌、バイオテクノロジーの研究がまたひとつこの件で世界に光明を与えた、ということですね。
 それにしても、まだ研究されず、ひっそりとどこかでコツコツ自分の「仕事」をしている菌はどれくらいいるのでしょう。彼らが、今人類が抱えている環境問題や医療についての問題にヒントや解決策を与えてくれることを祈っていますし、そういう研究をなさっている方にエールを送りたいと思います。また、今回のように企業でこういう研究を推し進めるというパターンも増えていって欲しいなとおもいますね。JTはそういう意味でタバコ産業から多方面へと上手に転換していきつつある企業だなというイメージがありますが。アメリカなどのタバコ会社はどういう動きをしているのでしょうか。私にはわからないのですが、JTのような動きがあればいいなと祈っています。