世事多事：大切なのは、命がむしり取らた、そして今もこの瞬間にそれが行われているという事実

　南京大虐殺やアウシュビッツについては長い間その事について議論が交わされていますが、私にとっては「戦争で命が多数奪われた。その事実以上になにが必要なんだ！」っていう感じです。本当、世界に向かって叫びたい位。両親を病で失っただけでも悲嘆にくれ、十数年もその悲しみから抜けることができないでいる私にとっては、国家間の争いに巻き込まれて命をむしり取られてしまった人たちと、そのご遺族の悲しみは計り知れないものです。そして今も世界中で虐殺され、捕虜となって虐待され、そして安否が分らず悲しみに暮れる残された人たちが今この瞬間もいらっしゃるのです。そのことを思うと胸がキリキリと痛いです。
　確かに戦争は必要悪かも知れないです。でも、それはあくまで「悪」であることは忘れて欲しくないです。正義なんかないって私は個人的に強く思います。
　こんな事が続くのならば、天がこの人類世界に大いなる災禍をもって裁きを下すということがあったとしても、仕方がないのではと思うこともあります。それ位、私は怒っていて、悲しんでいるのです。