小料理屋さつき

かつて「はてなダイアリー」にあった「小料理屋さつき」をインポートしたもの+細々と。

ゼレンスキー大統領の演説を聞き終えて

 Twitterに書いていますが、日本国ができる支援、できない支援があるということを踏まえてでしょうか「いつか戦争が終わった後、復興支援をお願いしたい」というメッセージを強く感じました。
 「無難だな」とか「今から復興の話をしてるのは、ウクライナの状況は収束に向かいつつあるのか?」という意見をTwitterのTLで見ましたが、自分は「戦争状況下での支援を日本国に求めるのは難しい。経済制裁や戦後の復興など、日本国が出来る事をお願いするのが良策では?」と判断したのではと自分は思います。
 また、ウクライナの状況はまだ収束に向かっていないと自分は考えています。化学兵器が使用されるかもしれないと演説中に触れていたように思います。むしろこれからがウクライナの人達……軍の方も一般市民双方にとって厳しい状況になるやもしれないと不安に思います。
  
 ニコ生で視聴したのですが同時通訳の声が小さめで聞き取りにくかったのが少し残念。22時のニュースや明日には日本語字幕入りの映像が出るのではと個人的に思っています。明日の新聞に演説内容全文の訳文が掲載されるかも知れませんね。そうすればより多くの方が色々考えたり意見をSNSに上げたりするのではないでしょうか。
 
 それにしても「戦争状況下での支援活動に色々と制約が多い国。そして人々ははっきりとした物言いを嫌う傾向がある」という日本に向けての演説内容。一体どうなるやらと思っていましたが……ゼレンスキー大統領のブレーン集団、一体どういう経歴や肩書きを持つ人物なのか凄く気になります。
 
 それと、ゼレンスキー大統領の演説の後に山東昭子参議院議長の演説がありました。聞き取りやすく、分かりやすく、心に強く訴えかけるスピーチでした。このことも良い点として忘れてはならないと思います。
 
 最後に。
 アンリ・トロワイヤ著の「女帝エカテリーナ」と「アレクサンドル一世」を読んだだけですが、ロシアは西ヨーロッパの国々に接するのとは全く違うアプローチやマインドセットが必要だと個人的に思います。
 温暖な土地や不凍港に対する強い渇望。破滅主義とはいかないもののどこか影があって、また、楽しめる内に楽しまなくてはと生き急いでいるような所もあるのではと。また、普段は静かで黙々としているけれど一度沸点を超えたらとても恐ろしく手に負えない所もあると感じます。
 ただ救いなのは、今回のウクライナ侵攻について反対するロシア市民が少なくないこと。何も表明しないけれど心の中で反戦を思う方が沢山いらっしゃるのではと感じています。
 それが内紛勃発に繋がらないか不安でもあります。
 
 頭がぼーっとしてるのでとりあえずここまで。