小料理屋さつき

かつて「はてなダイアリー」にあった「小料理屋さつき」をインポートしたもの+細々と。

世事多事

 長崎県佐世保市で起きた女児殺害事件ですが、動機についてはまだよくわかっていないようですけれども、被害者・加害者ともお互いにサイトを持っていて、それにまつわるトラブルがあったのかもという話や、思春期の女児にありがちな微妙な感情のもつれなど色々言われているようです。
 それも気になることですが、私がふと思ったのが「加害者の女児がどうして被害者の頚部」を狙ったのだろうということです。普通、素人的な考えだと、カッとなって手近にあった刃物でとっさに人を刺すという場合、首から下の狙いやすい場所を選ぶというのが多いのではと個人的に考えています。心臓や腹部ですね。ですが、そのあたりは筋肉もありますし、たとえ登山ナイフなどで刺したとしても圧迫されて刃が抜けないということがあると聞きます(抜く場合はひねりながら抜くとか)。ゆえに、頚動脈を狙うというのは確かに薄刃のカッターナイフで確実に出血死を狙える箇所ではありますが、それを小学生の女児が冷静に判断して行えることなのだろうかというと・・・どうなのでしょうか。加害者の女児を椅子に座らせ、なおかつカーテンを閉めている・・・・。コナンくんにでも来てもらいたい事件ですねえ。
 確かにネットは便利なものであり、良い情報も悪い情報もうまく検索すればすぐ出てきます。加害者の女児があらかじめ、頚部を狙うことをネットで情報を集めた上で実行したとしたならば・・・・。
 私個人としては、子供の頃からスポーツ新聞やフォーカスや文春などの週刊誌を読んだりして、いわゆる社会のダークサイドのことについてもこそこそっと知る楽しみを味わっていました。とはいえ、それだからといって人に危害を加えるような人間に育ったかというと、逆に大人の世界のダークサイドについて用心深くなった、なりすぎた、という感じですね。それは多分、一般道徳的なことについても私をいろんな意味で導いてくださった方がいらっしゃったからであり、この世界の「光」と「影」の双方を知ることで、特に自分からトラブルを起こすことなく、市井の片隅でこっそりと生きていくことが出来ているんだなぁと感じています。残念なのは、自分がコントロールできないトラブルに巻き込まれて散々な目にあってしまった、ということでしょうね。こればっかりは幾ら知識を高めようともどうにもならない場合が多々あるものだと感じずにはいられません。