小料理屋さつき

かつて「はてなダイアリー」にあった「小料理屋さつき」をインポートしたもの+細々と。

:ワイドショー的になってきた? 楽天vsライブドアin仙台

 労使交渉はとりあえず一段落したものの、この問題は今年で終わったわけではないというのをファンの方は深く認識してほしいなと思います。最初の交渉で言をひっくり返したこともありますし。合意書というのがあるから大丈夫なのではという考え方もありますが、来年の経営状態やその他の状況がまだ見えない状況ですしね。私が以前書いた、「日本プロ野球を取り巻くお金の諸問題」について今後どのような具体的改善案が出されるかもまだはっきりしてなさそうですし。別の問題に目がいきがちだけど、ちゃんとこっちも引き続きメディアは情報を集めてこまめに報道して欲しいと思います。
 その「別の問題」ですが・・・ライブドアほりえもんが以前から本拠地として交渉をしていた仙台に楽天ミキタニビッチが労使交渉が一段落したその直後にビシッとキメの一手を打ちに行きましたね。私は、ほりえもんがどうしてこの大事なときにロンドンに行ってのか不思議だったのですが。まぁ以前からスケジュール的に入っていたのなら仕方がないとはいえ、でもやはりこの労使問題に一区切りがついたら、すぐ新加盟球団の問題になってくることは明白だったのにねと。そういう意味ではミキタニビッチはいい時期に一手を打ちに行ったと思います。TVで「どうしてこういうことをしたのか聞いてみたい」とほりえもんが言っていましたが、そりゃぁビジネスっていう面から見たら「枠は今回ひとつしかない」のだから、多少キタナク見えるとしてもああいう一手を打つのがビジネスマンじゃないかなと思いますね。っていうか、ここ数日の報道でミキタニビッチが堂々と振る舞っているのに対して、なんかほりえもん、頼りなさ過ぎ(笑)。交渉相手はお役所なんだから、今までの「オレ流」じゃ通じないと私は思うのですけれどね。
 仙台の人々はどう思っているかといえば、「先に交渉を始めたのはライブドア側なのだし」ということで、今後ほりえもんが取る道は多分、地元の人をどれくらい引きつけ、地元の声上手に追い風に持って行くかでしょうね。宮城県の知事がどういうタイプの方か私には分りませんが、さすがに地元の有力企業の支援を沢山取り付けることができたら話は少し変わってくるかもと。
 とはいえ、ミキタニビッチのバックはこれまたすんごい面々。しかもその面々の支援を後ろに申請済みですからね。さて、ほりえもん次の一手は?