小料理屋さつき

かつて「はてなダイアリー」にあった「小料理屋さつき」をインポートしたもの+細々と。

盧生之夢/世事多事:介護する側、される側

 「介護ってもう心の底から考えたくない問題 - Togetter」これを読むと、両親が早くに他界し、ヘタレな自分が両親の介護でアタフタしなくてもいい現状について安堵のような、でも少し後ろめたいような複雑な心境になる。両親が早く他界してしまった事は悲しい。今でも深い悲しみは続いていて時折無性に会いたくなる。
 けれど、介護の大変さというのも頭ではわかっているし、もし両親が健在なら80歳過ぎだから介護が大変だろうとも思う。入浴や下半身の世話は体力を使うし、食事の内容や付き添いもある。聞いたはずなのに忘れてしまって怒ったりしてしまうだろう。些細なことで何度も呼びつけられたりとか。
 さて、老人性痴呆で、なまじ体力行動力がある人をどうすべきかというのは介護関係の人たちの大きな悩みだと思う。まとめの中にも

「元気なのに暴れる」タイプの認知症の人をこれからどうするのか、個人的には大昔の悪習、土蔵に閉じ込めておくあれを現代版にしたようなのしか解決策が思いつかない。そういう人を、開けた空間で「暖かく見守る」ためには最低でも2人必要で、実際には2人では暴れる高齢者を押さえられない
medtoolz 2012/08/15 12:19:44

 とある。確かに人権問題の視点からすれば酷い状態だと思う。でも「可哀想」だけでは解決できない問題もあると思う。可哀想「だけど」ベッドにベルトで拘束しておかないと、目を離した隙に事故を起こしてしまうかも知れない。じゃあ、ダウナー系の薬漬けにしておけば良いのだろうかというと、どうなのだろう。自分は、暴れて迷惑かける位なら、ダウナー系ぶっこまれておとなしくしていたい。
 さておき、介護する側もそうだけれど将来介護される側になる壮年者が、自分はどう介護されたいのか早めに考える必要は大いにあると思う。そしてそれを書類なりにして子供等世話になる人にその存在を伝えておくべきではと。それも大事な将来設計の一つだと思う。今後、そういう相談に乗るプランナーが出てくるのかな? それとももう存在するのかも。
 あと、個人的にはターミナルケアで、免許を持った麻酔医の監督の下、大麻なりのダウナー系アイテムの使用を認めるとかいうのもありなんじゃないかとも思う。痛みで苦しみながら最後の日々を過ごすのだけはやはり…… 大麻をプカプカ吸うというより、ニコチンパッチとか注射で。まあ、普通に抗うつ剤みたいなのでもいいと思いますけれど。